わたしたちの「治験」への本音~アンケート調査結果
難治性疾患を抱えるわたしたちは、症状や病気そのものを抑えられる新しいお薬が現れることを心から願っています。通常新薬は、研究から臨床試験(治験)を経て承認されるまで9~17年かかると言われています。
「治験」はヒトへの有効性や安全性を調べる大切な過程ですが、私たちにとって馴染みがないのも事実です。
そこで今回はわたしたちの「治験」についての本音を、製薬や医療に関わる人を含めた多くのひとに知ってもらうためにアンケートを実施しました。
*掲載内容を使用するときは必ずご連絡ください。
■対象者
Q1.あなたの病気はどの疾患群にあてはまりますか(複数回答可)
Q2. あなたの性別を教えてください。
女性に多い疾患であることが、アンケートからもわかります。
Q3. あなたの年代を教えてください。
幅広い年代の方が答えてくださいました。
Q4. 「治験」に対するイメージは?
新しいお薬が生まれることへの「期待」をもっている方、自分の存在を未来の医療に役立てたい気持ちがある方が多いことがわかりました。同時に治験に対する「不安」などの要素があることもわかりました。
Q5. 自分の病気に関係する「治験」の情報を知りたいですか。
多くの患者さんが「治験」の情報を知りたいと思っていることがわかりました。
Q6. あなたは「治験」に参加したいと思いますか *複数回答可
Q7. 「治験」の情報を得る方法を知っていますか。
「治験」の情報を得る手段を知らない方が多く存在することがわかりました。
Q8-1.「治験」の情報をどこ(誰)から集めていますか *複数回答可
自分から「治験」の情報を検索して探し出すよりも、病院で目についた張り紙や主治医などから情報を受け取る方が多いことがわかりました。なじみのあるSNSや患者会の集まりも、「治験」の情報を集める重要な手段になっています。
Q8-2.「治験」の情報をどこ(誰)から知りたいですか *複数回答可
主治医の先生から「治験」の情報を得たい方が多い結果になりました。「治験」を紹介すことのあまりない先生にかかっている人には、情報が届きにくいことがわかります。
Q9. 主治医の先生に「治験」について質問するときの気持ち *複数回答可
病気と長く付き合っていくわたしたちにとって、主治医との関係はとても大切です。病状や治療についてお話しする5分~10分の診察時間の中で「治験」のことを聞こうとしても、それを阻むたくさんの心の中の葛藤があります。
Q10.どのような条件がそろっていると治験に参加しやすいですか *複数回答可
Q11. JRCTのことを知っていますか
JRCTとは日本国内で行われる「治験」や「臨床研究」の情報を一般公開するウェブサイトです。