グラクソ・スミスクライン株式会社のセミナーが開催されました。
主催:グラクソ・スミスクライン株式会社
題名:「SLE患者さんとそのご家族・ご友人のためのSLE疾患啓発セミナー」
日時:2022年5月8日(日)13:30~14:30
今日はセミナーの振り返りを担当者からうかがいました。
このセミナーは患者本人だけでなく、患者をとりかこむ人々に病気のことを知ってもらおうとする内容でした。興味をもった人はとても多く、昨年の1.4倍の人数が参加したそうです。オンラインで患者に情報を届ける文化がどんどん進んでいる、という面もありそうですね。ただ20代で発症する方が多いにもかかわらず30代~40代の参加者の方が多かった、というのは気になるところです。
「病気に苦しむ若い方々にどのように情報を届けるか、病気をもつかたの生活への満足度をどのように上げていくか、考えていきたい」という担当者のお言葉。病気とともに生きる私たちに寄り添った支援を切り開こう、という熱意を感じた時間でした。
厚生労働省や製薬協が定める複数の規制、日本の法律によって、製薬会社は患者さんに直接医薬品の情報提供を行ってはいけないことになっています。一方の患者にとっては新しい薬の情報、薬の身体への影響をいち早く知ることは重要な課題です。そんな制約があるなか、製薬会社の側から、患者に寄り添うための模索が始まっています。
患者側としては、どうしても「製薬会社」というなじみのない存在に対して「患者を実験台にする人々」というスティグマを貼ってしまうことがあるかもしれません。
世界的には製薬会社と患者会の関係が見直されつつあります。日本でも次の世代を担う患者や製薬会社の方々の力で変化が起こってくるのかもしれないと感じた時間でした。